コーヒーの品質は「手作業」で決まる!焙煎士が語る最も大切な作業とは?

こんにちは!
極上カビなしコーヒー事務局です。

コーヒー豆を美味しく、安全に仕上げる過程で、最も時間と労力がかかる作業は何だと思いますか?

この作業を怠ると、コーヒーの味が悪くなるだけでなく、最悪の場合、飲んだ人の体に悪影響を与えてしまう可能性もあります。

そんな、美味しさと安全を支える大切な作業。それは、ハンドピック(欠点豆の選別)です。


 

ハンドピックがコーヒーの品質を守る理由

 

ハンドピックとは、海外から届いた生豆(きまめ)を、焙煎前に一粒一粒手作業で選別し、欠点のある豆や異物を取り除く工程です。

私たちが取り除くのは、主に次のようなものです。

  • 欠点豆: 虫食いの豆、黒ずんだ豆、発酵した豆、そして最も危険なカビが生えてしまった豆

  • 異物: 石、木片、ときにはボルトのような珍品まで紛れ込んでいることがあります。

特にカビが生えた豆は、風味を著しく損ない、体にも悪影響を与える可能性があるため、徹底的に取り除かなければなりません。

 

なぜハンドピックが重要なのか?

 

この地道な作業こそが、極上カビなしコーヒーの品質を支えています。

  1. 安全性の確保: 石や金属などの異物が混入したままミルにかけると、刃が欠けたり、故障の原因になったりします。また、カビ豆による健康被害を未然に防ぎます。

  2. 風味の向上: 欠点豆(発酵豆や未熟豆など)は、不快な雑味や苦味の原因となります。これらを取り除くことで、コーヒー本来のクリアで芳醇な香りだけを最大限に引き出すことができます。

 

地道で大変なハンドピック作業

 

コーヒーを焙煎する時間はわずか15〜20分程度ですが、ハンドピックにかかる時間は比較になりません。

特に安価な豆や粗悪な豆の場合、生豆5kgを選別するのに1時間以上かかることもあります。これは、根気と集中力が求められる大変な作業です。

私たちは、この地道な努力を惜しまず、今日もせっせとハンドピックを行い、安心安全で美味しい一杯をお客様にお届けしています。

 

※サムネイル画像はフィクションです。