コーヒーはナッツやワインと同じ?カビ毒(マイコトキシン)が発生しやすい食品の共通点

極上カビなしコーヒー店主の亀井です。

「コーヒーにカビなんて、本当にあるの?」 そう驚かれることもありますが、実はコーヒーは、私たちが日常的に口にする特定の食品と同じ、非常にカビが発生しやすい性質を持っています。

今回は、コーヒーと共通点を持つ「カビ毒リスクの高い食品」を挙げながら、なぜそれらにカビが生えやすいのか、そして私たちの体にどのような影響を与えるのかを解説します。


1. コーヒーと共通点を持つ「カビ毒リスク食品」

世界保健機関(WHO)や農林水産省のデータでも、特定の食品群にはカビ毒(マイコトキシン)が発生しやすいことが報告されています。コーヒーと共通の悩みを抱える食品には、以下のようなものがあります。

  • ナッツ類(特にピーナッツやピスタチオ): 最も強力な発がん性を持つ「アフラトキシン」の汚染がしばしば報告されます。

  • 乾燥果実(イチジクやレーズン): 糖分と水分が絶妙なバランスで残っており、保管中にカビが繁殖しやすい傾向があります。

  • 穀類(トウモロコシや小麦): 大規模な貯蔵中、温度・湿度管理が不十分だと一気に汚染が広がります。

  • ワインやビール: 原料となるブドウや麦が収穫前にカビに感染していると、製造過程で毒素が残ることがあります。

2. なぜこれらの食品にカビが生えるのか?(3つの共通点)

コーヒーとこれらの食品には、微生物が繁殖しやすい共通の条件が揃っています。

① 長期保存と長距離輸送

コーヒー豆、ナッツ、穀類などは、主に熱帯・亜熱帯地域で生産され、船で数ヶ月かけて運ばれます。この「長期間の移動」と「船内コンテナの過酷な湿度(コンテナ・レイン)」は、すべてのカビ毒リスク食品に共通する最大の弱点です。

② 収穫後の「乾燥工程」の重要性

コーヒーやナッツは、収穫後の水分をいかに早く、適切に抜くかが勝負です。

「不適切な乾燥条件下では、アスペルギルス属やペニシリウム属のカビが急速に繁殖し、オクラトキシンAなどの毒素を産生する」(出典:FAO/WHO合同食品規格委員会, コーヒー中のオクラトキシンA汚染防止のための作業規範)

③ 脂肪分と糖分

コーヒー豆やナッツには豊富な脂質が含まれており、穀類には糖質があります。これらはカビにとって格好の栄養源となります。

3. 『最強の食事』が教える「見えない炎症」のリスク

『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』の著者デイヴ・アスプリー氏は、これらの食品に潜むカビ毒を「パフォーマンスを奪う最大の敵」として挙げています。

同著では、コーヒー、ワイン、チョコレート、ナッツ類を「カビ毒の汚染を受けやすい食品」として分類し、それらを無意識に摂取し続けることが、慢性的な炎症や体重増加、集中力の欠如を招くと警告しています。

「カビ毒は、たとえ少量であっても体内のミトコンドリアの働きを阻害し、脳の明晰さを奪ってしまう」(出典:デイヴ・アスプリー『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』ダイヤモンド社)


🛡️ リスクを回避し、恩恵だけを享受するために

これらの食品がすべて「悪い」わけではありません。大切なのは、「どのように管理されたものを選ぶか」です。

私たちが「極上カビなしコーヒー」として徹底しているのは、他のカビ毒リスク食品(ナッツや穀類)で求められる厳しい管理基準を、コーヒーにも適用することです。

  1. 第三者機関による科学的検査: 蓄積が怖いオクラトキシンAなどを検査で徹底排除。

  2. 手作業による選別: 痛んだ豆、カビの兆候がある豆を人の目で取り除く「ハンドピック」。

  3. 温度・湿度の厳格な管理: 日本到着後も、カビが活動できない環境で豆を保護。


まとめ:クリーンな食生活が「最高の自分」を作る

コーヒー、ナッツ、ワイン。これらは本来、私たちの生活に彩りと健康を与えてくれる素晴らしいものです。しかし、その裏側にある「カビのリスク」に無頓着であっては、真の健康は手に入りません。

「何を食べるか」と同じくらい「その質がどうか」にこだわること。 一切の不純物を削ぎ落としたクリーンな一杯から、あなたの食生活をアップデートしてみませんか。