【ミルの心臓部】コーヒーミルの「刃」徹底比較!セラミックと金属、味の違いは?

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極上カビなしコーヒー店主の亀井です。

前回、手動式と電動式のミルをご紹介しましたが、実はコーヒーミルの性能と味を決定づけるのは、その「刃(ブレード)」の素材にあります。

今回は、ミルに主に使われているセラミック金属の刃について、それぞれの特徴とメリット・デメリットを徹底解説します。ミル選びの参考に、ぜひ最後までご覧ください。


 

1. セラミック製の刃:手入れのしやすさが魅力

 

セラミック製の刃は、主に手挽きミルに採用されています。

 

メリット

 

  • 手入れが簡単: 最大の利点は、水で丸ごと洗えることです。金属と違い錆びる心配がないため、清潔に保ちやすいです。

  • 風味を損ないにくい: 摩擦による熱が発生しにくいため、コーヒー豆のデリケートな風味を損なうリスクが少ないです。

  • 静電気が少ない: 静電気が発生しにくく、コーヒー粉が周りに散らかりにくい点もメリットです。

 

デメリット

 

  • 均一性が劣る場合がある: 金属製に比べて切れ味が鋭くないため、豆の粒度(挽き目の均一性)がやや劣る場合があります。

 

2. 金属製の刃:均一な挽き目と安定した味

 

金属製の刃は、高性能な電動ミルに多く採用されています。

 

メリット

 

  • 切れ味抜群: セラミックに比べて切れ味が鋭く、特に高価格帯のミルは、コーヒー豆を非常に均一に挽くことができます。

  • 味の安定: 均一に挽かれた豆は抽出ムラが少なくなり、安定して美味しいコーヒーを抽出することができます。

 

デメリット

 

  • 手入れが困難: 水分に弱いため、水洗いができず、手入れが難しいです。水などがつくと錆びてしまい、味に影響を与えてしまいます

  • 耐久性に注意: 刃が鋭利な分、豆に**異物(石や小さな金属片など)**が混入していると、刃が欠けてしまうリスクがあります。

  • 熱と静電気: 連続して挽くと熱を発生させやすく、コーヒー豆の味に影響を与えたり、静電気で粉が飛び散ったりすることがあります。

 

まとめ:ミル選びは「何を優先するか」

 

  • 手軽さ、清潔さ、価格を優先するなら:セラミック

  • 最高の均一性、味の安定を追求するなら:金属(特に高性能な電動ミル)

ぜひ、この情報を参考に、あなたのコーヒーライフに最適なミルを選んでみてください。