「完全無欠コーヒー」3つの黄金ルール
極上カビなしコーヒー店主の亀井です。
完全無欠コーヒー(またはバターコーヒー)は、単にコーヒーにバターを入れる飲み物ではありません。目的は、脳のエネルギー源であるミトコンドリアを活性化させ、集中力を阻害する「炎症」を抑えることにあります。
そのために必要な3つの条件を、最新の知見とともに整理しました。
1. 「カビなし」の深煎り珈琲豆を使用する
最も重要かつ見落とされがちなのが、コーヒー豆の品質です。
-
カビ毒(マイコトキシン)の排除: アスプリー氏は、市場のコーヒーの多くに含まれる微量のカビ毒が、脳の炎症や集中力低下(ブレインフォグ)を招くと警告しています。
-
深煎りによる脳保護: 2018年の研究(Mancini et al.)では、深煎りによって生成される「フェニルインダン」が脳の健康を保護することが示唆されています。集中力を維持するためには、内臓に負担をかけないクリーンな深煎り豆が必須です。
「カビ毒は、たとえ少量であっても体内のミトコンドリアの働きを阻害し、脳の明晰さを奪ってしまう」(出典:デイヴ・アスプリー『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』ダイヤモンド社)
2. グラスフェッドバターとMCTオイルの組み合わせ
次に欠かせないのが、良質な「脂質」です。
-
グラスフェッドバター: 牧草のみを食べて育った牛のバターには、体内の炎症を抑える「オメガ3脂肪酸」や「共役リノール酸(CLA)」が豊富に含まれています。一般的なバターでは、逆に炎症を助長する可能性があるため注意が必要です。
-
MCTオイル(中鎖脂肪酸): ココナッツなどから抽出されるMCTオイルは、一般的な油よりも素早く分解され、脳の代替エネルギーである「ケトン体」を効率よく生成します。これにより、血糖値を乱すことなく脳にエネルギーを供給できます。
3. 「攪拌(ブレンダー)」こそが最大のポイント
材料をただ混ぜるだけでは不十分です。ブレンダーやミルクフォーマーを使い、「ミセル(乳化)」の状態にすることが科学的に重要です。
-
吸収効率の最大化: 脂質を微細な粒子(ミセル)に分解することで、脂肪をエネルギーとして燃焼しやすくし、消化の負担を大幅に軽減します。
-
クリーミーな満足感: しっかり攪拌することで味が格段にまろやかになり、空腹感を感じにくくさせる効果があります。
集中力を最大化する「完全無欠コーヒー」レシピ
-
極上カビなしコーヒー(深煎り)を240ml淹れる。
-
グラスフェッドバター(無塩)を大さじ1〜2入れる。
-
MCTオイルを小さじ1〜大さじ1入れる(最初は少量から)。
-
ブレンダーに入れ、20〜30秒間、クリーミーに泡立つまで高速で攪拌する。
なぜ「極上カビなしコーヒー」でなければならないのか
どれほど良いバターやオイルを使っても、ベースとなるコーヒーにカビ毒が含まれていれば、その毒素を脂質と一緒に効率よく体内に吸収させてしまうことになります。
-
第三者機関によるカビ毒検査済み
-
酸化していない新鮮な深煎り豆
この2つをクリアした豆を使うことこそが、完全無欠コーヒーを「真に完全無欠」にするための最後のピースです。
まとめ:朝の一杯が、その日の「思考の質」を決める
正しい知識で作られた完全無欠コーヒーは、あなたの脳を1日中、安定した高いパフォーマンスへと導いてくれます。
「最近、仕事中に集中力が切れる」「午後の眠気がひどい」という方は、ぜひクリーンな豆を使った本物のレシピを試してみてください。
出典・参考文献
-
デイヴ・アスプリー 著, 栗原潔 訳『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』ダイヤモンド社
-
Mancini, R. S., et al. (2018). "Phenylindanes in Brewed Coffee Inhibit Amyloid-beta and Tau Aggregation." Frontiers in Neuroscience.