胃がムカムカ、、胃が弱い人こそ知っておきたい「コーヒーと酸」の科学的真実
極上カビなしコーヒー店主の亀井です。
「コーヒーが好きだけど、飲むと胃が荒れたりムカムカする」という悩みを解決する鍵は、カフェインを避けることではなく、コーヒーに含まれる酸の「質」と「焙煎度」を正しく選ぶことにあります。
1. 胃に優しいのは「深煎り」という新常識
一般的に、コーヒーは焙煎が深くなるほど苦味が強くなり、胃に負担がかかるイメージがあるかもしれません。しかし、科学的なデータはその逆を示しています。
2010年にアメリカ化学会で発表された研究によると、深煎りコーヒーには、浅煎りよりも「N-メチルピリジニウム(NMP)」という成分が豊富に含まれていることが分かりました。
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NMPの働き: 胃細胞からの胃酸放出を抑制する働きがあります。
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酸の減少: 胃を刺激する原因の一つである「クロロゲン酸」や「トリゴネリン」は、焙煎時間が長くなるほど(深煎りになるほど)熱で分解され、減少します。
つまり、胃のムカムカを避けたい方にとっては、「酸味が少なく、しっかり焙煎された深煎りコーヒー」の方が、生理学的に胃に優しい選択と言えるのです。
「深煎りコーヒーは、浅煎りコーヒーに比べて胃酸の分泌を抑える成分(NMP)をより多く含み、胃への刺激が少ないことが示唆された」(出典:American Chemical Society, 2010)
2. 「酸化した油」が胃を攻撃している可能性
胃の不快感のもう一つの大きな原因は、コーヒー豆の「酸化」です。
コーヒー豆に含まれる脂質は、焙煎直後から空気中の酸素と反応して酸化が始まります。特に深煎り豆は表面に油分が浮きやすいため、古くなった豆は「酸化した油」を飲んでいるのと同じ状態になります。
酸化した脂質は体内で過酸化脂質となり、胃の粘膜を直接刺激してムカムカ感や胸焼けを引き起こします。胃が敏感な方ほど、「焙煎から時間が経過していない新鮮な豆」を選ぶことが不可欠です。
3. 「カビ毒」による内臓へのストレス
さらに見逃せないのが、以前からお伝えしているカビ毒(マイコトキシン)の影響です。
カビ毒は肝臓や腎臓だけでなく、消化管の粘膜にもストレスを与えます。不純物の多い低品質な豆を摂取することで、体が異物を排出しようと反応し、それが胃の不快感や吐き気として現れるケースがあります。
「低品質なコーヒーに含まれる微量のカビ毒は、消化器系への刺激や慢性的な炎症を引き起こす一因となる」(出典:デイヴ・アスプリー『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』ダイヤモンド社)
🛡️ 胃ムカムカを防ぐ「3つのチェックリスト」
もしあなたがコーヒーを飲んだ後の不快感に悩んでいるなら、明日から以下の3つを試してみてください。
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「深煎り」の豆を選ぶ: NMPの恩恵を受け、胃酸の過剰分泌を抑えます。
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「新鮮な豆」を少量ずつ買う: 油分の酸化を防ぎ、胃への刺激を最小限にします。
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「カビ毒検査済み」のクリーンな豆を選ぶ: 胃粘膜にダメージを与える不純物を徹底的に排除します。
まとめ:体は「質の悪い酸」に反応している
胃がムカムカするのは、決してあなたの体がコーヒーを受け付けないからではありません。豆に含まれる「未熟な酸」や「酸化した油」、そして「カビ毒」に対して、体が正しい拒絶反応を示しているだけなのです。
一切の不純物を排除し、適切に焙煎された極上カビなしコーヒーの深煎りを一度試してみてください。驚くほどスッと体に馴染み、胃の重さを感じない「本来のコーヒー」の姿に気づくはずです。
📚 出典・参考文献
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American Chemical Society (2010). "Dark roast coffee is gentler on the stomach."
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Papakonstantinou, E., et al. (2016). "Effects of coffee, endurance exercise and their combination on gastric emptying." Food & Function.
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デイヴ・アスプリー 著『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』ダイヤモンド社